ジェラートとアイスクリームの違い

アイスクリームとシャーベットの中間的存在

ジェラートは、イタリア語でアイスクリームのことですが、イタリア語ではアイスクリームを含めた凍ったお菓子全般を指しています。なので、日本人にとってのアイスクリームとジェラートの関係とはちょっと違います。

ジェラートは乳製品を加えて、空気を含ませながら撹拌して凍らせて作ります。作りかたはアイスクリームと同じですが、日本でいうアイスクリームとシャーベットの中間のイメージでしょうか。

アイスクリームとは

アイスクリームの定義は、乳固形分15%以上で、乳脂肪分8%以上とされています。アイスクリームは牛乳などを原料にして、冷やしながら空気を含むようにかき混ぜてクリーム状として、凍らせたお菓子です。乳脂肪分が3%以上8%未満のものはアイスクリームではなく、「アイスミルク」に分類されます。

ちなみにシャーベットは、アイスクリームやジェラートよりさらに脂肪が少なく、果物を主にした氷菓子です。シャーベットの基準は乳固形分3.0%未満の凍ったお菓子です。食品衛生上の分類は「氷菓」と呼ばれています。


ジェラートとは

ジェラートという分類は日本のアイスクリーム類の中にはありません。但し、ジェラートの乳脂肪分は4~7%前後であることが多いので、分類的には「アイスミルク」に当たると思います。特徴としては、空気含有率がアイスクリームよりも少ないので独特の粘り気があります。

空気含有率はアイスクリームの場合は60%くらいありますが、ジェラートの場合は20%~40%と幅があります。空気含有率が高いと空気をたくさん含んでいるので柔らかく、低いと固くなります。

さらに、素材がフレッシュであることも特徴です。新鮮な果物や、搾りたてのミルクや、チョコ、ナッツなどをふんだんに使います。ジェラート職人が、その素材の風味を活かすことにこだわっているので、素材そのものを楽しむことができます。また、野菜や果物に含まれる成分が身体にいいことも注目されています。

妊娠や出産時に欠かせないカルシウムが含まれているのは言うまでもありませんが、お肌をきれいにするビタミンA、健康にいいとされているビタミンB1、ビタミンB2もたくさん入っています。だから、健康でキレイになりたい女性にもぴったりですね✧

牛乳の美味しさを楽しむならアイスクリーム、低カロリーでフルーツやナッツ、チョコなどを堪能したい時はジェラート、夏の暑い日にシャリシャリした食感を味わいたいときはシャーベットという感じでしょうか。

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