はじめてのヤギ飼い ヤギの入手方法

牧場をはじめて約2年、ヤギも何頭か飼ってみたいなぁと考えています。ですが、ヤギはどこから入手するのか、どんな管理をするのかなど、実はそんなに詳しくありません汗。そこで、ヤギを飼い始めるために調べたことをアウトプットする新コーナーを立ち上げることにしました。

ヤギはどこから入手するの?

ヤギはヤギを飼っている牧場から購入するか、または愛知、長野、群馬で開催されるヤギ市場でも購入できます。昔はヤギを飼っている人から譲ってもらうケースが多かったようですが、最近はヤギを飼っている人も減ってしまいました。

2011年の全国のヤギの飼育頭数は約1万3600頭ほどですが、1957年には全国で約67万頭も飼育されていました。今はネット社会ですから、ヤギを譲ってくれる人をネットで探すのも一つの方法かもしれません。

飼育する目的をはっきりさせる

ヤギを手に入れる第一歩として、お乳を搾るためなのか、お肉になってもらうのか、あるいはペットとして飼うのかなどの目的をはっきりさせる必要があります。ヤギには乳用種、肉用種、毛用種、ペット用の小型の品種などがあります。

お乳を搾るために飼うのであれば、出産後のヤギや妊娠中のヤギ、ペットなら子ヤギや小型の品種を探すことになるでしょう。また、搾乳をするのであれば、ヤギもお産をしなければお乳を出さないということを理解しないといけません。人口受精をしてくれる獣医さんがいるのか探したり、近くで雄ヤギを飼っている人に繁殖の際の協力をお願いしたりする必要があるでしょう。

ヤギ市場の開催時期

ヤギの出産は春にピークを迎えますので、初夏には生後2~3ヶ月の子ヤギが入手できます。愛知や長野、群馬で開催されるヤギ市場は、6~9月開催です。多い時は200頭、通常は30~100頭がセリにかけられるようです。

ヤギの相場

現在、わが国では、愛知県豊川市、長野県飯田市、群馬県渋川市の3カ所で毎年6月から9月にかけて山羊市場が開催されているようです。下記のデータは平成29年度の日本ザーネン種という乳用種の相場になります。

愛知県では雄が2万3千円、雌が約10万円、長野県では雄が9万円、雌が12万2千円、群馬県では雄が3万4千円、雌が9万4千円という結果でした。日本ザーネン種は乳用種という事情もあるからでしょうが、雄は雌と比較してずいぶん安い傾向にあります。長野県では9万円ですが、他2県では2~3万円代となっています。それに比べて、雌は9~12万円と雄の3倍以上の価格がついています。


独立行政法人茨城牧場長野支場HPより
http://www.nlbc.go.jp/nagano/kachikubumon/yagi_sijyoukakaku/

入手したヤギの輸送方法

入手したヤギを輸送する場合は、車内や軽トラの荷台が高温になったり、荷台で直射日光を浴び続けたりすると日射病や熱中症になってしまう危険があります。夏場の輸送は適宜休憩をとって十分な給水が必要です。

可能であれば、夜間の輸送のほうがいいでしょう。運送会社に依頼する場合は深夜便がオススメです。トラックの荷台に乗せる場合にはロープが首に巻き付かないように短めのロープつなぐなどの配慮をしましょう。

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