廃蓄舎に取り残された犬たちを救え②

飼い主さんの退院が延期に・・

犬たちを残したまま緊急入院された飼い主さん、今週の退院予定でしたが延期になってしまいました。ご本人は元気だと言われていますが、元気なら退院できるはずなので心配です。犬たちとの再開ももう少し先になりそうです。

無事に保護したチビ犬はウーニャとあだ名をつけました。朝晩散歩をしてもらい、お昼は外で日向ぼっこもできて嬉しそうです。まるで我が家のようにリラックスしてくれています。

えっ?アダ名の由来ですか?ウニャウニャとしゃべるように鳴くのでウーニャです笑。我が家の忠犬(見習い)のこころとも相性がいいようです。



白い犬のその後

一方、姿を消した白い犬はいまだ見つかりません。念のため、保健所に捕まっていないか確認をとりました。現在、犬は収容されていないということでしたので、白い犬の情報が入り次第、連絡を頂けるようお願いしました。そして、戻ったときには放し飼い状態は好ましくないので、捕獲箱を貸して頂くことになりました。

また、近所に聞き込みをしたり、飼い主さんに連絡をとって生きそうな場所を聞いて探しに行ったりしています。が、手がかりは見つかりません。

逃げた白い犬は、生まれてから数年間は放し飼いにされていたようです。このあたりは山の中に家が点在しているような地域ですので、道路ではなく山の中に入っているのだとしたら探すことは困難です。放し飼いにされていた当時、よく見かけたという場所にちび犬を連れて探しに行きましたが収穫なし。




諦め半分の飼い主さんと、諦めのつかない私

飼い主さんにも白い犬が姿を消したことを伝えました。自分がこんな状態なので(入院していること)、もう見つからなくても仕方ない、保健所に連れて行かれても仕方ないと言われました。飼い主さんは心の整理ができるかもしれません。でも、犬たちはある日突然、飼い主さんと会えなくなり食べるものもなくてつらい思いをしたわけです。

わたしは飼い主さんが退院するまで犬たちの世話をして、元気な状態で引き渡すことを目標にしていましたので諦めるわけにはいきません。どこかで動けなくなって助けを待っているかもしれない、飼い主さんのことを心配しているかもしれない。そう思うと簡単には諦めがつきません。

山道を運転するときも窓を全開にして、耳をすませます。鳴き声がしないか、どこかで吠えていないか、残念ながら犬の声はまだ聞こえてきません。。どこにいるんだ?

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