ナチュラルチーズとプロセスチーズの違い

チーズの概要チーズは乳を乳酸菌、酵素などで凝固させて作られる製品で、主要なもので400種類、細分すれば2000種類を超すチーズの種類があると言われています。原始的な形態のチーズは紀元前3000~4000年前から製造されていたようです。ヨーロッパでは古くから各地でチーズが作られていましたが、その土地条件に応じて独特なチーズがたくさん生まれました。ですが、チーズはその農家ごとに製造されるもので、組合生 ... 続きを読む

カッテージチーズはお家で簡単に作れる!?

カッテージチーズとは過去にfacebookの個人投稿で紹介したものなんですが、カッテージチーズについて說明します。オランダ原産のナチュラルチーズの一種で、熟成させないチーズとしては代表的です。味は淡白で、わずかに酸味を感じますが、適度な弾力とさわやかな風味を楽しめます。脱脂乳から作られることも多く、脂肪分や塩分が少ないので離乳食としても人気があります。カッテージチーズはそのまま食べられることも多い ... 続きを読む

牛乳でお腹が痛くなる理由 ホモジナイズとノンホモジナイズ

脂肪球とは搾ったばかりの生乳を放置しておくと、上部にクリーム層ができます。もしくはホモジナイズ処理しない牛乳を3~4日放置しても同じことが起こります。このクリーム層は脂肪球というものです。脂肪球とは乳脂肪分そのもので、牛乳中に小さな球状の脂肪の塊として浮遊しています。脂肪球は牛乳の中に溶け込んでいるわけではないので、時間が経つと乳脂肪分と脱脂成分が分離して、脂肪球が浮いて表面に集まるのです。脂肪球 ... 続きを読む

牛乳の超高温殺菌が普及した背景 森永ヒ素ミルク中毒事件

昭和30年台の集乳事情昭和30年代当時、使われた原料乳は細菌数の多い質の悪いものでした。生乳には多くの雑菌が含まれていました。農家は搾乳時間になると牛をつないで、お湯に浸した布で乳頭を拭いて、手でバケツに生乳を搾っていました。それを牛乳缶と呼ばれる鉄製の容器に詰めて、井戸水や川の水で冷やしながら集荷を待ったそうです。牛乳は10℃以下で貯蔵しないと細菌が増殖してしまうので、腐敗や酸化が進んでしまうか ... 続きを読む